野菜のこと
おはようございます☀
ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしょうか?
旅行とかレジャーにお出かけの方も多いのかな💭
わたしはあまり遠出する予定はありませんが、母の日のプレゼントを買いに行こうと思っています(o´▽`o)
明日金曜日15:00〜23:00、明後日土曜日9:00〜15:00で出勤します^^
お時間があればぜひ❣️
……………………………………………………
今日取り上げるのは星◯一「ボ◯コちゃん」です
前回筒◯康隆の「時をか◯る少女」を紹介したので、その流れで同氏の短編について書こうかなあと思い何冊か文庫を読んでいました
久しぶりに短編に手を出したところ、自分の中で短編小説ブームが来てしまい、となるとショートショートの神様、星◯一は外せないだろうと思ってのチョイスです
私感ですが、筒◯康隆と星◯一を比べると後者の物語は読後にちょっとモヤモヤするというか、すごく考えさせられるものが多いんじゃないかなと
社会とか人間に対してすごく風刺的です
一方前者はホラーとか笑える話とかエンタメ性の高いもの、または語感や言葉遊び、駄洒落だとか意味の無さを楽しむような文章が多い気がしますね💭
読むといつも「面白かったけど何も得るものがなかったな」と思います笑
それでもすごく楽しいので、クセになって読んでしまうのですが…
今回の「ボッコ◯ゃん」には50編収録されていて、どのお話しも2〜3分で読み切れてしまうと思います
私が特に好きなのは、「約束」「おーい でてこーい」「暑さ」「悪魔」「鏡」なんかでしょうか
宇宙人が出てきたりしてSFの要素が強い話もあるのですが、近未来に起こりそうなことでもあり人間の欲深さとか愚かしさにぎくりとさせられます
作者がショートショートで扱う人間の性って、たぶんいつの時代も変えられない・変わらないものです
「約束」は嘘をつくこと、「おーい でてこーい」は目先の利益しか考えないこと、「暑さ」は人間の狂気、「悪魔」はお金に対する執着、「鏡」は残虐性…
本に収録されているお話のほとんどは、半世紀ほど前に書かれたものです
それでも現代の価値観で生きる読者の心にぐさりと来るのは、人間の不可変の部分が鋭く切り取られているからでしょうね
たった数ページでこれほど中身の濃い物語を簡潔に語れるのは本当にすごいなと思います
それに加えて現代で社会問題となっていることや、AIとかロボットだとかが既に扱われています
作者の構成力と先見性には脱帽です…
野菜も食べます🫛🌽🥕
2024/05/02 08:38